アルゼンチン映画『ザ・カレント』、トロントとサン・セバスチャンで世界初上映

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ミラグロス・ムメンターラー監督の長編3作目となる『ザ・カレント』(原題:Las corrientes)が、2025年9月8日にトロント国際映画祭(TIFF)のコンペティション部門「プラットフォーム」で世界初上映されました。イザベル・アイメ・ゴンサレス・ソラ主演の本作は、同部門における唯一のイベロ・アメリカ作品であり、独自の作家性を際立たせる監督たちに焦点を当てています。

『ザ・カレント』は、2025年9月19日から27日まで開催される第73回サン・セバスチャン国際映画祭でも、ゴールデン・シェル(最高賞)をかけて競います。物語は、34歳のファッション業界で働くリナが、スイスで賞を受賞したことをきっかけに人生が予期せぬ方向へ進む様子を描いています。ブエノスアイレスに戻ったリナは、自身の経験を秘密にし、過去の記憶と結びついた内面的な変革の旅に出ます。本作は、2025年11月13日にアルゼンチンの劇場で公開される予定です。

ムメンターラー監督は、2011年の長編デビュー作『Abrir puertas y ventanas』(英語題:Back to Stay)でロカルノ国際映画祭のゴールデン・レオパード賞を受賞するなど、国際的な映画祭で高く評価されています。彼女の作品は、記憶やアイデンティティといったテーマを深く掘り下げることが多く、ファッション業界での経験が、登場人物の内面的な変化や自己発見の旅を描く上で重要な要素となっている可能性があります。映画におけるファッションは、単なる衣装を超え、キャラクターの心理状態や物語の進行を視覚的に伝える強力なツールとなり得ます。

トロント国際映画祭のプラットフォーム部門は、世界的に注目される新進気鋭の監督たちを発掘するセクションであり、過去には『Moonlight』や『Sound of Metal』といった作品が選出されています。サン・セバスチャン国際映画祭のゴールデン・シェルは、世界で最も権威ある映画賞の一つであり、多くの著名な監督が受賞しています。これらの主要な映画祭での上映は、『ザ・カレント』が国際的な舞台で高い評価を得る可能性を示唆しています。アルゼンチン映画界は近年、政府の文化予算削減の影響を受けながらも、国際共同製作などを通じてその存在感を示しており、本作もその流れを汲むものと言えるでしょう。2025年11月13日のアルゼンチン国内公開に向けて、本作がどのような反響を呼ぶか、期待が高まります。

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